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ススワタリ

油屋にきた千尋は謎の少年ハクの指示に従い、急階段を下ってボイラー室にいる釜爺に会いに行きます。千尋がようやくたどりつたボイラー室には6本の手足を自由自在に操る釜爺と、石炭をひとつづつ背負って運んでいるススワタリに出会います。ススワタリは「となりのトトロ」でも登場したマックロクロスケを継承した存在です。「となりのトトロ」に出てくるマックロクロスケ(ススワタリ)は手足がなく、昔からこのあたりに住んでいる生き物という設定ですが、「千と千尋の神隠し」のススワタリには手足があり「労働」の代償として湯婆婆が魔法で実体化させているという設定のようです。それは釜爺の「コラー、チビ共、ただのススに戻りたいのか!」というセリフから垣間見ることができます。やがて、ボイラー室にリンが食事を運んできます。リンは最初、千尋を拒否するような態度を見せますが、やがてリンも千尋の味方となるべく、お姉さんのような存在になっていきます。こうした描写は「となりのトトロ」でメイを助けにいったサツキ、千尋のお姉さん的存在となるリンが不思議とリンクしてくるのです。しかし、なぜ宮崎駿さんは「千と千尋の神隠し」に、このススワタリを登場させたのでしょうか?ただ単に宮崎駿さんの「遊び心」だけとは考えづらく、「となりのトトロ」と「千と千尋の神隠し」の世界観を結びつけているように思います。

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